今年最初の道新カルチャー面は映画『ゴールデン・カムイ』の紹介。原作の野田サトルが北広島出身。場面はほぼ冬なので、ロケは日高町、平取町、むかわ町などで行った。札幌の「開拓の村」でも。19日から全道で公開される。
札幌舞台芸術制作協議会(SEEK)による「札幌のいまとこれから」シンポジウム「劇場の20年」が、BLOCHで開かれた。BLOCHマネージャーの鶴岡ゆりか、tatt Inc./北八劇場アーティスティックコーディネーターの小島達子が登壇し、d-SAP/弦巻楽団の佐久間泉真が進行を務めた。2000年に閉館した演劇専用劇場「ルネッサンス・マリア・テアトロ(旧札幌本多劇場)」を柱に、閉館後の札幌の演劇事情を振り返った。マリア・テアトロ閉館を受けてのBLOCHの快感、シアターZOOやコンカリーニョの動き、演劇シーンを盛り建てたTGRや演劇シーズンなど、この20年間の演劇界を俯瞰することができた。個人的には、マリア・テアトロで90年代半ばに開かれた「小劇場遊戯祭」が懐かしい。かつて劇団が100以上あった時代と現在の比較は、定量的な分析とまではいかないが、一時期の盛況ぶりはTEAM NACSのような超人気劇団の影響力があったという指摘が興味深かった。
『ゴールデン・カムイ』
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