炭都 芦別の社会史研究書

 道新はこの日も1面から社会面へ続くロングインタビューで河﨑秋子特集。今後の活動について「生まれ育って一番肌になじむ北海道にこれからも住み続けてここで文章を書き続けます。北海道はその歴史や住み続けている人をクローズアップするだけでたくさんの物語が立ち動く場所。とても魅力があります」。
 道新社会面には、かつての炭都芦別の石炭産業史をまとめた『芦別 炭鉱<ヤマ>とマチの社会史』(寿郎社)刊行に記事。社会学者らの「産炭地研究会」のメンバーが執筆。早稲田大文学学術院の嶋崎尚子教授は「芦別が炭鉱とともに歩んだ年月は道内の石炭産業のライフサイクルにほかならない。膨大な人が芦別に移入、移出していった足跡に着目した」と話す。芦別五山と呼ばれる三井、三菱などの炭鉱の盛衰、構内での爆発事故や労働組合などを解説している。


Categories: