カルーセル麻紀、森田たま

 道新カルチャー面。三島由紀子監督の映画『一月の声に歓びを刻め』に出演したカルーセル麻紀のインタビュー。「死ぬ前最後の仕事と思って引き受けた」と話す。同じ紙面には、道産子初の女性作家とされる森田たま(1894〜1970)の自伝的小説『石狩少女(おとめ)』がちくま文庫で復刊された。《奏で人札響》はフルート副首席の川口晃。
 道内では3月いっぱいで休刊になる朝日夕刊で、札響の東京公演評(評者・白石美雪)。指揮は常任として最後の共演となったマティアス・バーメルト。メインのブルックナー第6交響曲は「金管を含めて大音量の威圧感ではなく、大きな懐を感じさせるフレージングに、ブルックナーらしい威厳を託した」。ブリテンの『セレナード』は、テノールのイアン・ポストリッジとホルンのアレッシオ・アレグリーニを讃え「彼らの妙技を生かすべく、そっと並走した札響の弦合奏もみごとの一語に尽きる」。最後は「本拠地を離れての東京公演は、かつてこの楽団を「聴く人を迎えにいく音楽大使にしたい」と望んだ彼ならではの、充実の大団円となった」と、札響60年史のインタビューを引用して結んだ。


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