祝 直木賞受賞

 別海町出身の作家・河﨑秋子が『ともぐい』(新潮社)で第170回直木賞を受賞した。熊打ちの猟師「熊爪」を主人公に据えた〝熊文学〟である。2012年に『東陬遺事』で北海道新聞文学賞、2014年に『颶風の王』で三浦綾子文学賞を受賞している。北海道の歴史と人間に真っ向から向き合った、骨太の「北海道小説」が高く評価されたと言えるだろう。〈熊がいるところに居続けること、あらがうこと、戦うこと、このすべてを通じて熊文学ととらえていただいてかまいません)。道新一面、3面、社会面。もちろん朝日新聞にも。
 映画プロデューサー大林恭子が、2020年に亡くなった夫の大林宣彦との思い出を『笑顔と、生きることと、明日を 大林宣彦との六十年』(春陽堂書店)にまとめた。芦別など道内ロケの作品にも触れた。道新社会面。


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