被災者の心を支える

 能登半島地震被災地の石川県七尾市で、清水町のアイヌ文化発信拠点「ハポネタイ」のUtaE(ウタエ)代表が、アイヌ民族の音楽や踊りを伝えて被災者の心を癒やす活動を続けている。長期化する避難生活を精神的に支える活動も貴重だ。道新社会面におそらく共同通信の記事。
 朝日新聞文化面に池澤夏樹の寄稿。『ハワイイ紀行』を書くために長く滞在したハワイ・マウイ島のラハイナで昨年、大きな山火事があった。その被災地を訪ねた。住民が集まって歩くことで弔意と復興の意思を表明する催しに参加し、かつてハワイ王国の首都だったこの街の人々の気概に感銘を受けたという。〈ホノルルの喧噪からここへ来るとほっとする。人はみんなゆっくりと動くし、風と波が日々の指針となっている。サーファーの悠然たる生きかたが周辺にも浸透している。ここはぼくにとって理想の休息の地だ、たとえラハイナが燃えようと。〉
 この日2月5日は、SCARTSで現代音楽の演奏会「音楽と空間の新機軸〜ライブエレクトロニクスの現在」が開かれた。充実した内容だったので、どこかに詳報を残したいと考えている。


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