池澤夏樹と水越武対談

 作家の池澤夏樹が北海道新聞に連載したエッセイ「天はあおあお 野はひろびろ」を中心に編んだ同名の書籍が刊行され、池澤と写真家の水越武による対談が紀伊國屋書店札幌本店で開かれた。北海道は〈食料自給率が高く、北海道なりの暮らし方で経済を立てれば独立できるんじゃないか。その方が、これから幸せでは〉と述べた。温暖化や原発の問題については〈ごく一部が潤うから止めようがない。あまりにも経済が主体すぎる〉〈お金がなかったら生きていけないけれど、文化がなかったら生きている値打ちがない。そういうところを積極的に証明していくのが、文化に関わる人間の義務だと思う〉。
 図書館など読書環境の改善に取り組む任意団体「北のまちの図書館を創る会」が、情報誌『くすくす』を3号まで出した。道立図書館市町村支援課長や市立小樽図書館長などを務めた鈴木浩一(函館在住)が中心で、昨年夏に発足した。くすみ書房が出していたフリーペーパーの名前を引き継いだ。
《音楽会》は広上淳一指揮の札響hitaru定期。ピアノ独奏は伊藤恵(評・八木幸三)。いずれも道新カルチャー面。
 100歳の中野北溟が、「イランカラテ」の書2点を、白老のウポポイに寄贈した。常呂町(現北見市)出身の吉田裕史が、首席客演指揮者を務めるウクライナ国立オデッサ歌劇場の来日公演のため取り組んでいたCFは、1500万円以上を集めた。首都圏での40人規模の公演が実現することになった。建築界のノーベル賞と言われる「プリツカー賞」に、はこだて未来大などを代表作とする山本理顕が選ばれた。いずれも道新社会面。この日は盛りだくさん。


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