浦幌町のアイヌ民族団体「ラポロアイヌネイション」が国と道に対して、サケ漁を行う権利の確認を求めた行政訴訟は、18日に札幌地裁がアイヌ民族の請求を棄却した。〈原告にサケ漁捕獲権があるとは認められない〉。道新一面。
アンドレイ・タルコフスキーの映画『ノスタルジア』が、1983年の作品完成から40年を経て4K修復された。シアターキノで5月4日から10日まで上映される。札大教授の谷本和久(ロシア文学)が作品の背景などについて、道新カルチャー面に寄稿した。〈映画のタイトルのノスタルジアは故郷ロシアに対するものであると同時に、失われてしまった美に対するものでもある。教会の廃墟が繰り返し現れるのは、私たちの世界が「損なわれた」ものであることを伝えるためだろう。《金曜シネマ》は『プリシラ』。
道新10区新聞では、札幌を舞台とする小説『サイレント・ヴォイス 想いをのこして跡をたどる』(ことのは文庫)を書いた松田詩依が紹介された。札幌の「999人の第九」の会は、第1回の演奏会から今年で40周年。
朝日新聞文化面は、文化庁が取り組む漫画のアーカイヴ事業について。原画やネーム、セル画などの資料を保存するための実証実験で、ちばてつやの協力を得て2023年度から調査が始まった。昨年は出版社や美術館などでつくる民間組織「マンガアーカイヴ機構」も発足したが、国の関与が必要との声が上がっている。
アイヌ民族のサケ漁権認めず
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